声ってどこで支えたらいいの?

ボイトレ

ボイストレーニングの中で”声を支える”という言葉を耳にしたことはありますか?

目に見えない声をコントロールすることは非常に難しいです。そこで今回は身体を使って声を支えることができる方法について解説します。

声ってどこから出てるの?

声は声帯という喉仏の裏に存在する2枚のヒダが振動することで生まれます。息を燃料にして、声帯で音を生み出し、喉や口の空洞で響かせるというプロセスです。

詳しくは別記事https://daikivoice.com/voice_process/にて解説しております。

なぜ声を支えるの?

上記のように、声は声帯という2枚のヒダで作られてます。声帯はわずか1.5cm-2cmだと言われており、あまり大きな力を生み出すことはできません。そこで身体の支えが必要になります。以下で支え方について解説していきます。

声の支え方

声帯は喉仏の内側に存在し、喉仏は首の中間に存在します。よって首まわりの使い方が喉のコントロールに大きく影響します。

よく歌唱時に、首を緩めるとか脱力するといったアドバイスがありますが、完全にリラックスした状態では出力を生み出すことはできません。なので力がこもっている箇所と緩んでいる箇所を理解し、効率よく力を生み出すフォーム作りが大切です。

また、声を生み出す燃料は息となるので、息を作り出す肺まわり(胴体)の支えも声においては大切な要素です。

声の支え方①(首まわり)

首まわりの支え方は以下のイメージです。

  • 後頭部を天井につけに行くイメージ(首を伸ばす)
  • 脳天から正面の人に向かって光線を出すイメージ
  • くしゃみを我慢している時に首が後ろに引けるイメージ

※実際のイメージ動画は後日作成予定です

全体的に言えるのは首を長く伸ばすイメージです。このフォームを作った時に、息の通り道が広がるような感覚があれば成功です。

声の支え方②(胴体)

胴体の支え方は以下のイメージです。

  • 肩甲骨を寄せて下げるイメージ(胸郭をあげる)
  • 脇で風船をつぶすイメージ
  • 床に両肩をつけにいくイメージ

※実際のイメージ動画は後日作成予定です

全体的に言えるのは胸を張り、背筋を伸ばすイメージです。こちらも息の通り道が広がる感覚があると大成功です。

声の支え方は色々なアプローチがありますが、狙っているフォームは同じなので色々試してうまく行く方法を探してみましょう。

まとめ

声帯は小さなヒダのため、大きな出力を生み出すために支えが必要になります。支え方は大きく分けて2種類あり、首まわりと胴体です。これらは歌唱時に同時に使うイメージが好ましいです。ぜひ息の通り道が広くなる感覚を味わってください。いつもよりも高い声や大きな声が出しやすくなるはずです。

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