高い声ってどうやって出るの?

ボイトレ

ボーカリストにとってひとつの憧れでもあるハイトーン(高い声)での歌唱ですが

高い声が出るメカニズム、知ってますか?

メカニズムを理解したうえで練習をすることで、効率的かつ安全な練習が可能になります。

この記事では高い声の仕組み・出し方について述べていきます。

高い声を出し方(2選)

高い声の出し方には主に大きく2種類の方法があります。

  1. 声帯を引き伸ばす(声帯をストレッチする)
  2. 声道を短くする(喉仏を高くする)

この2つの方法を使ってハイトーンにアクセスしていきます!

高い声の出し方①(声帯を引き伸ばす)

1つ目は声帯を引き伸ばすことです。

別記事で述べた声帯の動きの中でも登場した通り、声帯は輪ゴムのように伸びたり縮んだりします。(https://daikivoice.com/true_vocalfolds/参照)

今回のテーマである高い声は、声帯を伸ばすことで再現できます。ピンと張った輪ゴムを弾くと高い音が出るように、引き伸ばされた声帯も息を与えることで高い振動数を生み出すことができます。

次にポイントになるのは、声帯の引き伸ばし方です。練習方法としては以下のような声をイメージしてまねることが挙げられます。

  • 子犬の泣き声
  • 駄々をこねる子供
  • すすり泣く声(涙をこらえながら少しずつ泣く)

基本的には泣き声にカテゴライズされる音を鳴らしている時に声帯は引き伸ばされる傾向にあります。詳しいエクササイズ音源は後日アップロード予定です。

高い声の出し方②(声道を短くする)

2つ目は声道を短くする方法です。

声道とは喉仏から口までの、いわゆる声の通り道(フィルター)です。声道が長さは、短いと高い音、長いと低い音がなります。(https://daikivoice.com/voice_process/参照)

リコーダーの塞いでいる穴の数でピッチ(音の高さ)が変化するようなイメージです。(塞ぐ穴が多いと低い音、少ないと高い音)

そしてこちらもボイストレーニングにおけるポイントは声道を短くする方法です。

声道を短くする=喉仏を高くする

ということです。

そして、喉仏を高くする方法は以下です。

  • 子供っぽい高めの声を出す
  • 魔女の笑い声のようなサウンドを真似する
  • 唾を飲み込むようなイメージでハミングする

軽くて明るいサウンドをイメージするとわかりやすいでしょうか? こちらも後日エクササイズ動画をアップロードいたします。

まとめ

高い声の出し方は感覚的に捉えると複雑に感じますが、細分化して実際に身体に起こっていることを理解してからトレーニングすると意外にもシンプルな方法に収まります。

高い声の出し方)

  1. 声帯を引き伸ばす
  2. 声道を短くする

エクササイズは毎日取り組んでいくことで驚くべき結果を生み出すのでコツコツと積み重ねていくことが大切です。

今後もみなさんのボイスライフを支えるべくお役立ち情報を発信していきますので、乞うご期待ください。

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